NPO法人日本協会と腎血管性高血圧にメインテート

高血圧は日常的に血圧が高い状態が維持されてしまっている疾患であり、生活習慣病として世の中に知られるようになってきました。NPO法人日本協会の寄与も大きく、健康で長生きするためには高血圧への対策が欠かせないことを市民に訴え続けています。NPO法人日本協会では減塩による食事療法についての提案やレシピ集の販売など、高血圧に対して日常的にできる具体的な対策も提示し、高血圧によって苦しむ人を少しでも減らそうという取り組みを続けてきています。公開講座においては一般市民レベルから専門家レベルまでの講演による啓蒙を行い、あらゆる層の人たちに認識を高めてもらえるようNPO法人日本協会は努力しています。
高血圧にはこういった活動での認識が高められている本態性高血圧がある一方で、特定の原因疾患が存在する二次性高血圧も存在します。二次性高血圧の場合にも可能であれば血圧管理が行われ、同時に原因治療が進められていくことになります。
腎血管性高血圧は腎臓の動脈が狭くなっていることにより生じる高血圧であり、腎臓での動脈硬化をはじめとして様々な理由で生じ得るものです。腎血管性高血圧となった場合にはメインテートのようなβ遮断薬は第一選択薬になりません。メインテートは心臓病の患者に対しては心臓の負担を和らげられるというメリットがありますが、腎臓に対してそういった恩恵がないからです。腎臓の保護作用があるとされるARBやACE阻害剤が腎血管性高血圧患者の血圧管理には第一選択として用いられ、メインテートはしばしばそのコントロールが悪い際に補助的に用いられます。しかし、併用薬としてはカルシウム拮抗薬や利尿薬とARBの合剤があることから、メインテートよりもそういった薬剤が選ばれることが多い傾向があります。