高血圧にメインテートとストレッチと塩分量を減らす

高血圧を治すには降圧剤などの適切な治療と動脈硬化改善ストレッチなどの適度な運動、塩分量を抑えた食生活の改善が必要とされています。動脈硬化改善ストレッチには血管の内皮機能を改善し、血圧を上げる交感神経の働きを弱め、血管を若返らせる効果があり、血糖や血中脂質の値が改善し、心臓や肺の働きもよくなることが知られています。

ところで、狭心症、不整脈など心臓に疾患のある人は心拍数を上げてしまうストレッチなどの運動は避けるべきとされてきました。運動時では、より多くの血液を送るために心拍数が上昇します。これは、心臓に存在するβ1受容体が刺激されるためです。この、β1受容体を阻害して、心拍数を減少させることができる薬がメインテートです。β受容体を阻害するため、β遮断薬とも呼ばれます。心拍数を正常化させることにより心筋細胞へ充分血液が流れ込むようになり、心臓の筋肉の収縮である頻脈(ひんみゃく)も正常化されます。要するにメインテートを服用すると、心臓の拍動がゆっくりになります。メインテートは薬の持続時間が長いという特徴を持っていて、1回の服用で24時間の効果があるので、少ない服用回数で心拍数を正常化する効果があります。ただし、急性心不全や喘息、糖尿病などの人がメインテートを服用すると、かえって症状を悪化させてしまう副作用があります。

一方、漬物や煮物などの日本食や、調味料、魚や肉などの食材にも塩分を含みますので、塩分量を減らすことは簡単ではないかもしれませんが、だしや酸味をきかせたり、香辛料や香味野菜の香りを上手に利用したりして、徐々に意識して塩分量を減らす工夫が必要です。このように、心臓に疾患のある人も医師による適正な管理の下でのメインテートの服用、動脈硬化改善ストレッチや塩分量を抑えた食生活の改善を組み合わせることで、高血圧を克服することが可能です。